
非効率が大切な時代_Vol.315
メールマガジン
2025年10月4日
最終更新日時 :
2025年10月10日
smile-up

IT化やDXが進むと
「便利になる=正しい」と思いがちですが、
実はそこに大きな落とし穴があります。
「便利になる=正しい」と思いがちですが、
実はそこに大きな落とし穴があります。
特にkintoneのようなノーコードツールを導入する際に注意が必要です。
便利さだけに目を向けると危険
現場では
「慣れたやり方が一番」
「もっとエクセルっぽくしてほしい」といった要望が多く出ます。
その結果、色や並び順を変える、
文字を大きくするといった“見た目の便利さ”ばかりが優先され、
肝心の仕組み作りが置き去りになりがちです。
これでは、本来のDXのメリットを活かせません。
本当に大事なのは仕組み
便利さは「後から追加」すれば良いものです。
最初に大切なのは最低限の仕組みを作り上げること。
業務が固まっている部分なら便利さを追求しても構いませんが、
曖昧で人に依存している業務では、
まず仕組み化を優先しなければなりません。
便利さを求めすぎるとDXの本来の目的を見失います。
最初は仕組みづくりに集中し、その上で少しずつ便利さを追加する。
これが長期的に業務を成長させる正しい順序です。
ぜひ参考にされてください。
次回は「頭の良い人より心の良い人」についてお届けします。
どうぞお楽しみに!

Writer
スマイルアップ合資会社 代表 熊谷 美威(みのる)
DXコンサルタントとして活動。『新しいシステム開発の考え方』の普及活動を行っている。2012年kintoneに出会い、システム開発が根本から変わると大きな衝撃を受け、kintoneを自社及び顧客に導入。サイボウズAWARD2019 コンサルティング賞受賞。
1975年4月11日 宮城県登米市生まれ
好きな言葉:あきらめない
趣味:パソコン・野外活動・子供に遊んでもらう
- カテゴリー
- メールマガジンバックナンバー