
DXで大切なのは目的_Vol.300
2025年6月4日号 スマイルアップ合資会社

6月ですね!
今月から梅雨入りするところも多いと思いますが、
ジメジメに負けず張り切って頑張りましょう!
さて、今週は「DXで大切なのは目的」についてお届けします。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を聞くと、
多くの人が「デジタル化」や「IT化」を思い浮かべるかもしれません。
しかし、本来のDXとは、
デジタル技術を活用して事業そのものを成長させることを意味します。
単なるITツールの導入や作業の効率化とは本質が異なります。
■DXの本質は「手段」ではなく「目的」にあり
現在、世の中には無数のデジタル技術・サービスが存在します。
その中で何を選ぶべきか。
それは目的や目標によって変わるはずです。
つまり、技術やツールはあくまで「手段」。
目的が明確でなければ、
正しい手段を選ぶことも、活かすこともできません。
■よくある間違い:手段から考えてしまう
IT業者やコンサルティング会社の多くは
「何をやりたいですか?」という質問から入ります。
しかし、本来考えるべきは「何のために」という問いです。
目的が曖昧なままでは、
導入したツールが一時的に便利になっても、
事業全体を変革する力にはなりません。
■DXを成功させるために
DXに取り組む際に大切なのは
「何を導入するか」よりも、
「どんな目的を実現したいか」を先に明確にすることです。
・どんな課題を解決したいのか?
・どんな未来を実現したいのか?
・そのために必要な手段は何か?
この順番を間違えないことが、本質的なDXを進める第一歩です。
DXは単なるIT化ではありません。
目的を明確にし、それに沿って最適な手段を選ぶこと。
それが、本当に意味のあるDXの進め方です。
ぜひ参考になさってください。
次回は「日本トップDX企業の取り組み」についてお届けします。
どうぞお楽しみに!