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基準の具体化と抽象化_Vol.294

2025年4月16日号 スマイルアップ合資会社

こんにちは!
熊谷@スマイルアップです。

3月から毎週のように全国へ出張しています。
現場の声を聞きながらの打ち合わせは、
やはり情報量の濃度が違いますね!

さて、今週は「基準の具体化と抽象化」についてお届けします。

前回は 「基準とそのレベル」 について話しましたが、
基準を正しく設定するためには「具体化」と「抽象化」のバランスが重要です。

1. 具体化と抽象化とは?
・具体化:詳細な基準を決めること(数値・条件・手順など)
・抽象化:全体をグループ分けし、大きな枠で考えること
基準の精度を高めるには、この2つを使い分けることが必要です。

2. 具体化から始めるアプローチ
・小さなルールや条件を決めていく方法
・実践してみて、合わなければ調整する
例:「売上100万円以上を達成する」「納期を3日以内にする」

しかし、細かすぎる基準は状況に応じて適用が難しくなることもあります。
その場合は、抽象化を取り入れて「本質的な目的」を考えることが必要です。

3. 抽象化から始めるアプローチ
・まずは大枠の考え方を決める
例:「お客様にとって価値のあるサービスを提供する」
・その後、具体的な基準を設定していく

ただし、 抽象的すぎると基準が曖昧になり、
行動につながりにくいため、次第に具体化していく必要があります。

4. 具体化と抽象化を繰り返す
どちらのアプローチでも構いませんが、
重要なのは繰り返し振り返り、調整することです。

例えば、
1.まず抽象的な方針を決める
2.それを基に具体的な基準を設定する
3.実践してみて、うまくいかなければ抽象化して再調整する

このプロセスを「PDCAサイクル」のように回しながら、
基準の精度を上げていくことが大切です。

基準を「具体化」と「抽象化」を上手く使い分け、
より明確なルールを作っていきましょう!
ぜひ参考になさってください。

次回は「基準の矛盾」についてお届けします。
どうぞお楽しみに!